7年目のシーズン
3月2日(木)
今年はとうとう、解禁前にはこのページを書かないままになった。一つにはフィッシングワールドが黒崎に移転したので、ただ暇つぶしに行くことが出来なくなったことも一つの要素。また今年は特に新しい竿を買うなどの必要がないせいもある。
昨日1日(水)、午後10時半過ぎに帰宅。日田の「大望」で、いつものスタミナ定食を食べたのが8時30分位だった。テレビではワールドベースボールクラッシックをやっていた。帰宅すると、釣果10匹をさばいた。写真も撮って、寝たのは2時前。
今回は28日朝9時からJALTの打ち合わせを第一ホテルで行い、11時には終わる予定だったが実際には12時。先日購入した車載のカーナビを使いながら久住へ向かった。鳶の巣橋や第一ポイントの様子を見て、釣り券を買うため高橋さんの店に行った。これが正解で、いろいろ教えてもらった。つまるところハゼ釣りなどでやる「誘い」をヤマメ釣りでもやればいいのだ。だから2000年の消防団で4匹釣れたわけだったのだ。神経質な魚だから、とこちらが神経質な釣りをしても仕方ない。食いついてくれるのをタダ待つのではなく、喰わせる工夫が大切なのだ。ミミズのネクタイ部分を攻撃するようにして最初に食らいつく、というのは良いことを教えてもらった。確かに今回は、ヒットしたヤマメは一匹もばらすことがなかった。そこを攻撃すると針がくるっと回って口にかかるというのも頷ける。黄牛の滝のやや下流の降り口はわからなかった。
凍えた消防団ポイントで、立ち込んで4匹。これは今までの釣り方と比べると随分粘った。釣れた場所だけでなく、普段はタダ渡るだけの場所も丹念に探った。一度もつれたことのないやや下流の深い場所でも小物を一匹釣り上げた。合計5匹。次にたまりにいって、ここでも粘りの仕掛流しを試みたが、反応がなかった。そしてその次が今回の収穫。大久保病院裏のポイント。昨年9月に尺物を逃がしたこともあり、瀬には以内と思いつつその上流の深みを探るべく挑戦。これが大正解。深みで2匹、しかも向こう岸で水面から何度もライズする3匹目も見えている。これを釣ろうと、一旦車に戻ってタモを準備したが、タモをたたむときに焦って地面で押さえつけようとしたとき、タモを折ってしまった。これで尺物がかかって抜き上げに失敗していたら、後悔してもしきれなかったはずだ。しかし、結果は向こう岸に回って釣り上げた3匹は全て抜き上げに成功した。1匹目の時は、すぐ側の側溝にヤマメを落としそうで焦った。
釣果(左の5匹が消防団、右側が病院裏) (捌いた後) 泊まりはまつば。一人で貸し切り状態だった。久しぶりに夜ご飯もここで食べた。
3月4,5日(土日)
敬三叔父と、ちひろ・昂と4人で出かけた。千恵子は茨城に出張だったし、昂が以前から久住に行きたいと言っており3月でソフトを休みやすい週末は今週だった。金曜日の夜から来週の学校の準備をさせて、店を12:30に出発した。
敬三叔父は「たまり」で釣りたかったのだが先客がいたので断念。私は最初からの予定であるその上の90度カーブから立ち込んだ。水量はまずまずであったが1匹も釣れなかった。昂は川虫取りをした。ちひろは叔父についていって写真を撮った。その後6:11から「たまり」に行ったが、3回仕掛けを出しただけで暗くなり、断念。(私はタモ係に専念)。3日前に10匹釣り上げているから、夕まずめの1時間少々で坊主であっても全く平気であった。桃太郎寿司に行って御前湯に入るはずだったが、横竹さんがすき焼きを準備して待っているとのことで、直行した。
翌朝は6時半過ぎに出発した。久住釣行としては異例の遅い出発だったが、今回は子供と叔父のお供という感覚があり、疲れてもいたので全く急ぐ気持ちがなかった。本郷さん宅近くの大きな橋で釣ったが、アタリなし。とにかく寒く、冷たく、簡単な仕掛けを作るのすら指先がかじかんで思うように動かない。手もみカイロが必須。3本流れは良い流れだったが、アタリなし。岩の割れ目は先客がいたので、90度カーブ前後を狙うがやはり駄目。(ここでタモを落として午後になって取りに行ったが、見つからなかった。よくタモを無くすなぁ。)。岩の割れ目に戻って挑戦するが駄目。横竹ハウスに戻る。
子供達は起きていて、既に朝食も食べさせてもらっていた。叔父と私も朝食を食べる。子供達はブランコがお気に入り。昂には椎茸も見せてもらった。お孫さんと同じ年でソフトボールもやっているので、次回は一緒にキャッチボールをしてね、ということだった。有り難いことです。今回は手ぶらで訪問したので、次回には何か持って行かねば。
それから叔父を老野でおろして、子供とはパルクラブへ。子供だけにイチゴ狩りをさせて、その後、昂と二人だけ大地の湯に入る。イチゴちゃんソフトと肉うどんと昂はカレーを食べた。まんじゅうハウスのいつもの場所では、土筆が少しあり、ちひろが取った。あきらは川虫取りをした。敬三叔父と連絡を取ったが、思うほど上流への距離が進んでいないし、急いで迎えに来て欲しい様子でもなかったので、前回釣れた病院裏のポイントへ行った。そこで子供達は川虫取りをし、私は前回釣ったポイントの一つ先にもそれらしいポイントがあったので竿を出すと、一発で25センチ級が釣れた。結構重くてごぼう抜きの最中にもう一度弾みを付け直して何とか着地させたが、その時点で針が外れていた。あぶないあぶない。子供達は川虫取りのあみで5センチほどの山女とアブラメをすくったとかで、大いに楽しんだようだ。その後、叔父を迎えに行く。私が25センチを釣った直後に22センチ級を釣り上げたらしい。良かった。叔父に初物が釣れて、こちらも一安心。
90度カーブにタモを探しに行くがなし。子供達が釣りたいというので中学裏に向かおうとしたが、途中でバス格納庫が釣らせ易いと思い、そこで竿を出させる。するとなんと、ちひろが23センチクラスを引き抜いた。かと思うと昂も21センチ級を引き抜いた。なんとなんとこの子達は必ず何かやってくれる。これで4人が1匹ずつで、みんなが嬉しい釣果となった。その後、中学裏にも行ったが釣れなかった。
そこから急いで長行に戻り、晩飯をごちそうになって、駐車場で解散。6日間で2回目の釣行が無事終わった。
3月17日(金)18日(土)
ちひろの卒業式後に出かける。鳶の巣橋で28センチのニジマスをゲットするが、放流。御前湯に入った後、桃太郎寿司の移転した方に初めて行く。湯平が釣れるとか聞いて場所を確認した。宿は安井旅館。朝飯を忘れていたようで、そのためか料金4,000円。たしか朝のおにぎり付きは4,500円で、朝食付きが5,000円だったはずだ。しかしそのおにぎり弁当が塩がきいて美味しかった。釣果は確か一匹だったと記憶するが、ああ、そうだ。鋭角のゴミ箱ポイントだ。そうそうこの日は鉄橋登りに行ったのだった。それで全く釣れなくて、途中で一回だけ25センチ級をヒットしたが、取り寄せる途中でばらしたのだった。思い出して良かった。それで帰りに木の花ガルテンに寄ったのだった。それで地下水を汲んで帰った。イチゴジャムも買った。にんじんパン2つも。
3月31日(金)、4月1日(土)
朝7時半位に出発。大山の道の駅で川虫を捕る。ちひろにメール。数日前キッズ携帯を買い与えた。まず、凍えた消防団の前後で唐揚げサイズ一匹ずつ。ここの砂地で転んで、背中から水が入りひやり。ああ、恐かった。しかし、思ったほど寒さに震えるほどではなかったし、一旦チェックインする時間がもったいなかったので、移動後駐車場で着替えてめげずに「たまり」。相変わらず駄目。直入荘で温泉で暖まる。三星へ。マスター・ママの子供達も店内でくつろいでいて、家族団らん状態。まずビールから。ここの生ビールは泡がクリーミーでうまい。秘訣はビールサーバーをこまめに掃除することだそうだ。テレビでNG特集を見ながら、美味しく飲み食い。ちゃんと門限前に宿に戻った。翌日、朝6時出発のつもりが体が寒くて重たい。やはり昨日背中から水に濡れた後、すぐに温泉で体を温めるべきであったか?7時半前に出発。黄金弁当がなんと閉まっている。朝飯抜きでO病院裏へ。例の配水管のポイントでまたヒット。慎重に引き寄せていたが、あと少しのところでばらしてしまった。これで二度目だ。悔しい。しかしこの場所には大物がいることがわかった。小たまりでヒット。引き抜く。良い型だ。よしよし一匹釣れてまず安心。小たまりには他にはいなかった。真ん中にドラム缶が沈んでいる。水は透明すぎだ。向こう岸に回るが全く反応なし。焼き畑をしたあとで、非常に歩きやすかった。配水管の場所に戻って川虫取り。簡単に大きめの川虫がたくさん取れる。これは良い場所を覚えた。(このとき右手袋を川州に忘れる)。100メートルほど下流の橋から川に入って遡上。全くいないと諦めたが、最後まで行かないと上に上れないことが判明。それで最後の1カ所に竿を出すとなんと24センチが釣れた。最後まで諦めちゃだめですね。これで2匹。合計4匹。置き忘れた手袋を回収。下流に残した車に戻ると、武田先生から電話の着信歴有り。メーリングリストが止まっていると。でもどうしようもない。農協で遅い昼飯。カップ麺のお湯を入れてもらう。この頃雲行きが怪しくなる。敬三叔父に電話。叔父は今回の釣行を断念する。
さて、次は黄牛の滝。行く前から攻略方法がイメージできなかった。まず、以前通っていた上流ポイントに久しぶりに行ってみる。その前にちひろと二人で行ったときに20センチ級をゲットした車が方向転換できる場所でまず試す。水量などいい感じだったが、反応なし。橋の上流も結局何の反応もない。やはりダム工事の影響か。この後黄牛の滝へ。水深はかなりあるが、やはりどう釣って良いかわからない。行けるところまで下ったが、割とすんなり諦めた。
さてこの後どこへ行くか迷ったが、岩の割れ目ポイントに行くことにした。あそこは昨年かなり相性が良かった。水の色がとても良かったが、残念ながら反応がまるでない。橋の上のポイントも試したが駄目。(このときここに川虫入れようのえさ箱を忘れる)。で、次に第1ポイントに向かった。この判断が大正解となる。田んぼを下って左に行かずに、まず右の浅瀬ポイントを目指した。この日は水量があって、その途中の左側にある小さな滝の流れ込みもかなりの水量で、下の方も結構な水深がありそうだった。ここは釣れたことがなかったが、とりあえずエサを流してみる。まず流れの右方向。反応なし。左方向。ヒット!おお、結構強い引きをする。バレるなよぉ。頭上の木の枝に竿をかけないように、また自分が滝の下に落ちないように気をつけながら取り込む。そしてゲット!おお、嬉しい、嬉しい。以前に釣れたことがないポイントで釣れるのは最高だ。2匹目はいなかった。そして浅瀬のポイントへ。期待したが釣れなかった。引き返し際に浅瀬で川虫を捕る。大きなヒラタが数匹取れて満足。クロ川虫も捕った。さて、第一ポイントへ、と思って引き返すと、今先24センチを釣り上げた滝の下にもう一つ滝があるではないか!早速そこにもエサを流す。ここは釣れなかったが、よく見ると更に下にまだ滝が2段、3段と続いている。良しこれは是非やってみなくては。2つめも駄目だっtが3つめ。先取ったヒラタの大きめをエサにする。1度目、反応なし。2度目。更に下の滝に落ち込む寸前まで粘って流す。と、、、。ピク、ピク、スーー、よしアタリだぁー。おお、いい手応え、結構泳ぎ回る。しかしどうしよう?2メートルはある岩の上からやり取りしているし、長い柄のタモも持っていない。それに持っていたとしてもこんな場所でタモなんか出したら自分が滝の下に落ちてしまう。引き抜くしかない。しかし足場は岩の上。足元を見て山女を着地させてよさそうな平たい場所を探す。よし、引き抜き、バレルなよ。せーの。よし、上がってきた、よし着地!よし、よし。あ、いや、着地の衝撃で針が口から外れた。やばい。逃がすものか!そうとうあわてまくったが、何とかゲット!イエーイ。25センチは超えているぞ!大物だ。嬉しいー、またも初めてポイント、しかも今まで気がつかなかったポイントで、初挑戦で大物ゲットだぜ!(ポケモン風)。しかし岩の上で確実に取り組むのは大変だなぁ。そうか、もし今度同じ展開になったら、腰ダモを開いてその中に引き上げた山女をキャッチするように差し出せばいいかも?
よし、もう一匹。まだ大物がいるかもしれないからエサをミミズにしてみよう。ところがアタリが来ない。うーん、と思ったが気を取り直して、エサをヒラタ(クロ川虫だったかも)に付け替えて、そして今度は、手前側を意識して流した。2度、3度流す。そして、アタリ!おお、強烈な引き。水面に映る大きな横腹の銀鱗。尺物だ!うおー、ぐっーーと潜り込む。バレルなよ。糸が切れるなよ。でも、焦らない、焦らない。針がしっかりかかっていることを信じるしかないんだ。いたずらに狼狽しても仕方ないんだ。しかしそれにしても強い引きだ。これは引き抜くタイミングを慎重に待たないと、、、。さんざん抵抗した後、水面に口を開けて一瞬おとなしくなった。今だ!抜き上げるぞ、せーのー!おお、予想した力の入れ方では竿が曲がるだけで魚が上がってこない、しかたない、もっと強く抜き上げてええーい!落ちるなよーーー!スパッッンと左手だけでタモを開いて(よし今日はきれいに開いた)よし魚が近づいてくる、そしてーーーー、ストラーイク!おお、タモの中にドンピシャ、ゲットォォォ!!!
素晴らしい、絵に描いたような取り込み、素晴らしい。おお、デカーイ、ああああれぇ?ニジマスじゃんかぁーーーー、ガクっっ。しかし、でかい。30センチ確実にありそうだ。しかも太い。針はきれいに口にかかっている。この状態なら道糸が切れない限りバラス心配はなかった。そして実際取り込んだ。どうするかな?放流するにはあまりの大物だな。よし、持ち帰ることにしよう。その後3匹目はおらず、最後に第1ポイントでも24センチをいきなりゲット。もう笑いが止まりません。一カ所で4匹ですよ。すべて24センチ以上。しかもそのうち3匹は新規開拓ポイント。こんな嬉しいことはないですなぁ。それでも中学裏のポイントでもう一度竿を出して、釣れなくてそれでやっと納竿。mobileガスステーション先の少し上流で3匹を捌く。ここでえさ箱を忘れていたことを思い出したので、引き返す。引き返しの道は消防車など10台近くが道に並んでいて通りにくかった。えさ箱を見つけ、リアビューカメラを最大限活用して暗闇をバックした。消防車と再度すれ違いたくないので、右に曲がる。藤ノ木経由だが、志賀商店から御湯舟温泉方向に曲がった方が近道のようなので右折。日田できれいな夜桜も見て、いつもの大望でスタミナ定食。11時45くらい帰宅。あああ、最高に楽しかった。全部で8匹でした。
4月14日(金)、15日(土)
(今回の忘れ物:波形刃のナイフ)
(今回の発見) ハリス付き糸は開封後は切れやすくなる。特に雨にぬらしたときは、弱くなる。次回からは防水のビニール袋に入れると良いかも。
だとすれば、道糸も劣化している可能性がある。釣る前に常に強度の点検が必要だな。
(今回は一度もバラさなかった。おそらく今までよりちゃんと合わせをしたと思う。今後も意識しよう。)
(今回は、仕掛けを流している少し先の流れまで視界と意識に入るようになってきた。)
今回は、これまでほど、窮屈な姿勢で仕掛けを作ったり、やたらとしげるような気持ちがなく、全般的に余裕を持って行動できるようになってきた。
今回は結構歩いたので、運転中の腰の痛みがほとんどなかった。実際帰宅したらすぐにクエストまで運転して星光園に食べにいった。
今回はアマゴが一匹も混じらなかった。すべてヤマメだった。
この週は新学期準備、TOEIC Bridge実施、科研の報告書作成など多忙を極めた。これまでなら釣行を諦めていたほどの忙しさだった。しかし、仕事が忙しくなったから遊びを見送ることは、なるべくしたくない気持ちが強かった。そして前日の木曜日は朝8時から夜11時までフル回転で仕事をしたが、気分的にはストレスで困憊することはなかった。帰宅してからは仕掛け作りをした。就寝は2時だった。翌朝は、娘を中学まで送り、マンション下まで戻り、その足で妻を駅まで送った。そしてお店に行って敬三叔父からはしごを借り、思いの外長話をして、結局出発したのは9時20分位だったと思う。さすがに前日までの疲労と寝不足で少し頭が痛かった。ドライブの途中で休憩しないともたないかもしれないと思っていた。ガソリンスタンドで満タンに。木の花ガルテンでカレーライスの大盛り。今日は中野さんの姿を見かけなかった。新しいウエイトレスだったので、数年前のようにコーヒーのおかわりに追加料金を取られるかもしれないと心配だったが、彼女は自分からお変わりをつぎに来た。良かった。^^;)。嬉しかったせいか、まだ半分もコーヒーが残っていて、本当はその時点ではコーヒーは要らなかったのに、もらってしまった。結局、食後にぬるいコーヒーを飲む羽目になった。前回同様、道の駅で川虫取りをした。今回はいる場所がわかっていたので、前回より効率が良かったが、それでも45分近くかかった。
久住の交差点についてスーパーでトイレ。オロナミンCを買って、車は駐車したままミミズを買いに行った。高橋さんに教えてもらった潤島川に行く。期待していたが、意外にも水量が少ない。途中の英彦山川や三隅川は水量豊富で水の色も非常によかったので期待していたのだが。用意したはしごは使わずに済んだ。少しやってみたが、どう考えても水量が少なすぎる。こういう釣りは苦手で集中力が出ない。当初計画していたポイントだが、早めに見切りを付け、岩の割れ目に向かった。これが正解だった。配水管前で1匹。今回から動いているヤマメを動画撮影することにした。そして27センチを無事抜き上げた。やはりある程度泳がせて、水面から顔が出て、だいたいのその魚の重さがわかってから、そのつもりの力で抜き上げるのがいいみたいだ。このヤマメを刺身で食べることになる。その後結構粘った。アタリらしきものが2回あったからだ。しかし釣れなかった。バス格納庫へ移動。22センチが釣れる。これは先の27センチの感覚と比べて軽かったので、泳がせずに一気に抜き上げたのだが、田んぼに着地する直前に針が外れた。あぶないあぶない。この場合もし泳がせていたら、もっとしっかり針にかかったのか?それともバラしていたのか?わからない。
前回の2匹目のドジョウを期待するのも悪くない、実際2匹目なんているはずないと決めつけて、たまりで大物を逃がしたことがあったことも思い出し、「それくらいの気持ちでいいんだ」と言い聞かせて第一ポイントに向かう。これも正解だった。玉来川は今回の方が水量が多かった。英彦山川のイメージでいけばその通りなのだが、潤島川が水量が少なかったので、川によってこれほど違うのかと思った。で、前回と同じ、右に曲がって直ぐの左の滝でゲット!尺物ニジマスを釣った滝では今回は釣れなかったが、第一ポイントで、25センチを釣った。これは技ありのゲットで、ほぼ諦めた時に川底を這うように流して、少し引っ張り、流れにまかせて誘ったその瞬間に、アタリが来た。向こう合わせに近かったのでどれだけ針がしっかりかかっているか不安だった。でもあわてても仕方ないので、冷静に取り組むことができた。タモにキャッチするときにヤマメの体が、タモの縁に当たったのでちょっとヒヤリとしたが、頭側がネットの内側に入っていて何とかタモに収まった。実際針も外れなかった。素晴らしい、これで5匹。もう一匹、と暗くなるまで粘ったが、それはかなわなかった。
道路に上がって、日没後5匹を撮影。上から、岩の割れ目でつれた今日の第1匹目、今回の最大となった27センチ、3匹目はおそらくバス格納庫で釣れたもの。そしてしたの2匹が最後の第一ポイントで釣れたものだ。ここでいつものナイフがはさみと一緒にぶらさがっていないことに気づいた。そこで三星で刺身にしてもらうことを思いついた。運転しながら電話をして、快諾を得た。敬三叔父にも釣果の報告をした。
直入荘に到着して、風呂に入った。受付のおじさんは私を覚えていて、翌朝話をした。出かけたのが8:45分だったので帰るのを11時にしてもらった。三星に到着するとやたら店内から大声が聞こえる。都野高校教員の宴会が入っていた。遠慮しようかと思ったがカウンター奥に案内された。クーラーをあけるなり「大きい。でも生かしてなかったのね。」と言われた。「刺身にできますか?」「マスターに見てもらおう」と奥さんが言った。でも「生かす?どうやって?」と思った。先客達はやたら大声でうるさかった。カウンター隣のおじさんが「すみませんね」と、言った。まず生を飲み、それから山女を捌いてもらった。マスターは包丁研ぎから始めた。さすがプロだなぁ。そして出てきたのがこの刺身!確かに生かしていなかったせいか身が少し柔くなっていた。それでも非常に甘くて驚いた。それに2切れほど引き締まった切り身があったので、もし生かした状態で捌いていたら全ての身がこんな風にしゃきっとしていたのだろう、という想像がついた。
十分堪能したあと、なんと皮の唐揚げと、骨の唐揚げが出てきた!これがまた絶品。マスターによると、この唐揚げが食べたくて刺身を注文する人もいるそうだ。(マスターは以前翡翠で働いていた。)いやあ幸せだ。あとは枝豆と、奥さんに生をおごって最後は焼きめし。これは米の一粒一粒がパラパラしていた。それを言うと、やり方は企業秘密だそうだ。生ビールは泡がクリーミーだし(これは、一にも二にもビールサーバーの掃除に尽きるそうだ)、なかなか料理が玄人好みの店ですな。宴会も終わり靜かになったが、帰りが少しでも早いほうが良いと思ったので、10時30分に店を出た。直入荘に帰ると玄関の鍵がかかっていたが直ぐに開けてくれて「早かったですね。」と言われた。良かった。もうお風呂には入らず、仕掛けをひとセットだけ作って寝た。朝は4時半に目が覚めた。風が心配だったがそれほど強くなかった。雨はしっかり降っていた。起き出すには早すぎるので風呂にでも入ろうかと思ったが、入らなかった。
さてしっかり雨が降っている、どこに行こうか?出発は6時少し過ぎ。「またおいでください。」と言ってくれた。次回からは顔なじみさんモードで直入荘に泊まれそうだ。大久保病院に行こうと思ったが、地図をたよりに少し下流からせめて見ようと思った。ヤマメ釣りほぼ元年?に敬三叔父と最高にうまいコーヒーを作った場所を更に進んで右に入ると、温泉が2つほどあって、意外な芹川の姿に出会った。ちょっと感動した。7時過ぎにこの場所で遡上しようと釣りを始めたが思ったほど登ることができず、早めに断念した。車で移動。途中、左に曲がってみるが支流に入ってしまったので、引き返した。その後いつものポイントで、いつもとは反対方向を向けて駐車。軽トラがあり人が立っているが、おそらく農作業だろう。ところが釣り人だった。視線があったら挨拶して、上流に行っていいか一応筋を通そうと思ったが、じっと下を向いたままこちらに気づく気配がなかった。それで、例の配水管に直行した。残念ながら釣れず。川虫取りに変更。たくさん取れた。上流は野焼きされていて水門を回って向こう岸に渡る必要がなかった。しかし釣れず。今日は更に上流を歩いてみた。300メートル?ほど歩いたが、釣れず。途中、いそうな堰もあったのだが。引き返すと、さきの軽トラの釣り人がいた。下を向いていたがこちらから挨拶をした。地元の人でアブラメ釣りだった。ホッとした。しかもコロニーのところに小さな橋があり、その前後でエノハの大物が跳ねている。去年11月に福岡の人が40センチを釣った、と教えてくれた。この辺りでは釣り人は見ないよ、とも。^^;)私は釣っているからいいのだけど。それでおじさんの情報を頼りにカシミールでそれらしき場所を発見。しかし、ともかく今日は駄目だった。確かにいてもおかしくない場所に見える。しかし少し水量が足りないかな?今日は雨降りで十分だったが、大物が何匹も居着くには流れがやや小さすぎる気がする。
さてつぎはどこに行くか?岩の割れ目は昨日釣ったばかりだが、またしても2匹目のドジョウを狙うことにした。しかも昨日2回ほどアタリらしき感触を得ていたのでそれなりの期待はあった。しかしまず敬三叔父が釣ったというポイントに行ってみた。もちろん釣りたい思いが一番だが、併せて川に降りるそのルートを確かめておきたかった。ルートはわかった。おばさんと話した。この川のエノハは身が引き締まって美味しいと、釣り人が言っているらしい。一級河川だから、と誇りに思っているようだった。で、いつもの配水管前後は釣れなかった。諦めて引き返すときに、20センチ弱が上流で釣れた。良かった。やはりいくら昨日が好調だったにしても一匹も釣れないとへこんでしまう。本当に良かった。このあとは久しぶりに第二ポイントしたの滝に行った。気持ちは大物を求めていた。水深もわからないまま、要領を得ず撤退。昨年9月ちひろと29センチを釣った場所も考えたが、車から見ると水量が少なかったのでパスして、鳶の巣橋に絞った。原田歯科にも治療に行きたいし。橋の上流だけ竿を出した。昨年よく釣れていた場所は今日もアタリなし。それで前回29センチ細めのニジマスが釣れたやや上流にエサを流すと。来た!大物だ。取り込みに苦労した。浅いところで逃げ回られると、取り込みが難しい。途中、岸近くのえぐれに潜り込んだときは、冷や冷やした。しかし途中でニジマスだとわかった。紫っぽい魚体が見えたからだ。それでも大物なので取り込みたい。一旦自分の下流まで逃げられたがしっかり針がかかっているようで何とか、取り組みに成功!尺物のまるまる太ったニジマスだ。ムッシュはニジマスも料理してくれると思ったし、このニジマスは大きいので迷わずキープ。これも動画に収めた。今回は釣れた魚を全て動画に収め「在りし日の姿」を記録した。動画はいいものだ。次回からずっとこうしよう。そしてブクブクを持って行って生かそう。そして刺身で食べよう。これで納竿。帰路につく。原田歯科に間に合うかな?敬三叔父にまたしても電話。どうやらこの週末はパスのようだ。今回の釣行は行程に無理がなかったのか、それによく歩いたせいも大きいと思うが、腰が痛くならなかった。
6時前に原田歯科到着。6時にはもう治療が終わった。焦って戻ってきたからもう少し時間をかけてくれても良かったのだが。そのままリップに寄って、5匹の山女と1匹のニジマスを預けた。目の前で捌いていなかったニジマスとヤマメを捌いてもらった。写真も撮った。近いうちに食べに行く。帰宅すると、3人とも街に出ていた。クエスト、デオデオで合流し、星光園で焼き肉を食べた。ああ、楽しかった。これだけ長い日誌を書いていることから、いかに楽しい釣行であったか、十分伝わると思うが。^^;)
4月20日(木) LIPPEにてニジマスとヤマメをフランス料理風に調理してもらい、満喫。
5月4,5日(木・金)
(今回の忘れ物:バスタオル、ナイロンタオル)
(今回の初体験; セゴシ)
3日23時57分出発。久しぶりに夜中の出発。この日は昂とトランシーバーのチェックをして、キーネットの総会に出て、夕方行橋に行って晩ご飯は三徳。3の日女性デーで安かった。ちひろは久しぶりに男に間違われる。
エサは何も持たずに出発。大山の道の駅で真っ暗な中でも川虫を捕ろうか?などと思っていた。道の駅は駐車場がほぼ満杯で驚いた。眠かったので仮眠。気がついたら4時10分くらいだった。おっと、これでは久住につくときは6時を回ってしまう。まぁでも寝たものは仕方ない。この時期は4時40婦くらいから明るくなるようだ。平川阿蘇神社で川虫を捕る。下るときはまだ少し暗い感じもしたが、川虫を取り始める頃には結構明るくなった。ブラシで掃いたら結構取れた。
第一ポイント、右。水量がこれまで見たことがないほど少ない。左の滝、駄目。ニジマスの滝、駄目。第一ポイントも駄目だろうと思ったが、とりあえずやってみることに。これが正解。3匹、ヤマメ2匹(22〜24センチ位)、ニジマス1匹(30センチ)。ニジマスは一段上の瀬で釣れたのだが、そこで最低3度はライズした。途中までヤマメだと思っていたのでとてもハラハラして楽しかった。釣れた度に斜面上に置いていた鮎カンに運んで、生かすように試みる。3匹を流水において生かす。満足、満足。
バス格納庫、駄目。工事中で竿を出さなかった90度カーブ。まず川虫を増量。向こう岸側の一番大きなエグレでヒット!27センチの大物。タモを水につけ石を置いて逃げないようにして、やはり生かす。もう気分上々。鋭角カーブ近くのゴミ箱ポイントは、駄目。川虫を忘れたので現地調達。楽しい。しかも大物川虫ばかり3匹捕れた。川虫をエサにするとこうした釣り方が出来て一層楽しい。久住へ移動。しかし、本郷さん宅の滝が、日陰にもなるのでこうした日照りの時には良いかもしれないと思い、竿を出す。やはり水が少ない。滝の下から仕掛けを出すが要領を得ない。滝の上から釣ってみる。深さもわからないので、水深を測ろうとするが、おもりが落ちてしまって結局測れずじまい。仕方がないので、底を這わせるようにして流す。するとヒット!おお、これも強い引き。たまりませんなぁ。今日は絶好調!しかし、長い竿に長い道糸を付けたので、上の木がじゃまになってどうにも取り込めない。ヤマメを宙づりにしたまま何度も引き上げを試みるがうまく行かない。25センチ以上は確実で、27センチくらいあるかもしれない。ヤマメは口を開いてブーラブラ。仕方がない。糸をたぐり寄せて引き上げるしかない。そう思って竿を手前に引き寄せたら、あれ?糸が切れた。ありゃー、何度も引き抜きをやっている間にハリスが岩にこすれて切れた模様。やれやれ。とは、言ってもこのときは余裕のよっちゃんで、それほど歯がゆい気持ちはしなかった。これはバラした、のでなく、落としたのだ。一旦は釣り上げた、という気になっていたから。
その後、久住村役場に車を止めてミミズを購入。(結局、パックを開けることは無かった。) O病院裏。水量が少なすぎてみるからに駄目。川虫増量。ヒラタはほとんどいない、クロ川虫多し。ダム上流の90度カーブで、鮎カンを流水に浸してから御前湯でリラックス。客が多いが、温泉は気持ちいいなぁ。温泉から出て、三星と敬三叔父に電話。山女の刺身を誘うが、それほど乗り気ではなかった。このあと湯平方面を探索。降りやすい場所が合った。少し先まで行って、仮眠を取る。眠かった。その場所に戻って竿を出す。良さそうな場所だが釣れず。鮎カンを回収したのち、たまりで竿を出す。当然のように釣れない。浅瀬に鯉がたむろしていた。で、待ちに待った山女を生かした状態での刺身を食べるため三星へ。マスターが駐車場に子供といた。 早速調理してもらう。山女の身は生きているのを捌いても、前回と同じくらい甘かった。マスターは、前回の既に死んだ魚を裁いたときと全然違ってコリコリしているでしょ?、と言ったが、そうでもなかった。コリコリした感触は確かに四国で初めてアマゴの刺身を食べたときにそうだったので、どんなものかわかっているつもりだ。でも今回はかなり努力して生かして店に運び込んだがコリコリ感はなかった。なぜか不明。でもとにかく美味しくて幸せだった。さらに今日は「セゴシ」を食べた。「セゴシ」とはよく耳にはしていたがどんなものかは知らなかった。要するに、ブッタ切りだ。これがうまい!刺身では体験できなかったコリコリ感を見事に味わうことができた。骨が気になる人もいるそうだが、自分は気にならなかった。ただ、セゴシにするにはもっと小さい山女が良さそうなので、小物でもキープして次回からセゴシで食べよう。そして骨せんべいと、皮の唐揚げ、骨の唐揚げも食べた。
横竹邸へ移動。三星の奥さんの実家は寺原だそうだ。横竹邸では早く寝た。朝は5時前に目が覚めて、敬三叔父も珍しく早く起きた。いびきがうるさかったと言われた。まぁ、疲れていたからな。まず岩の割れ目に行く。荷物を積み替えたとき川虫のえさ箱を忘れたので、横竹邸に取りに戻る。予想は片道5分。実際は6分くらいかかったかも。しかし確かな距離感と時間感覚であることに満足。(この手の満足感は、今回の釣行の最後に再び味わうことになる。) 結局岩の割れ目では釣れない。第2ポイントへ移動。とりあえずパスして滝の下まで行くが、先客がキャンプまでして泊まっていたので、結局第2ポイントへ戻る。
滝で、敬三叔父が大物ヒット!引き抜くことが出来ないので、車までタモを取りに戻る。何とかバラすことなくゲットしたがニジマスだった。しかし敬三叔父にとって見れば久しぶり、今期は初の大物(28センチ)だけに、こちらも嬉しかった。そして、下流のポイントを目指す。まず最初の落ちこみを狙うが、日が昇ってきたので川面に影が映る。そうならないように、岩に寝そべりながら、そして上の木に仕掛けを掛けないように気をつけながら、仕掛を投入する。おおっアタリ!良い型だ。結構強く泳ぎ回る。しかし落ち着いてさばく。上手に引き抜いてタモの中へ見事ゲット!でかい!良い型だ。26センチ!よし、朝飯前に2人とも大物ゲットだぜ。その後、下流も少し探ったが釣果無し。しかし、初めてのポイントで大満足。横竹邸へ朝飯を食べに戻ろう。そこで早速写真を撮る。
その後は、昨日25−27センチ級を落とした滝に敬三叔父を誘う。昨日の今日だが、また食いつくかもしれないし、
そして食いついた。26センチ弱のアマゴ。更に、技ありの流し(敬三叔父お得意の重たいおもりで、底に隠れているヤマメ22センチくらいをゲット!同じ場所を私が最初に流していたのに釣れず、おもりを変えて釣り上げたのには脱帽。このあとはよく覚えていないが、最後は平川阿蘇神社手前の、大岩のある場所。釣れなかった。ここで納竿。ところが、横竹邸にボストンバッグを忘れていたので、一人で戻った。ぶっ飛ばして、20分ほどで到着し、戻りは藤ノ木、乙宮経由で、花の温泉館へ。平均時速80キロ以上で。確か引き返して横竹邸→温泉館まで40分だったと思う。地理を知り尽くした経路選択に大いに満足した。実際敬三叔父はまだ風呂に入ってほどない時間だった。夕飯は以前から気になっていた黒川温泉のだご汁屋。ここで相当待たされたので、結果的には日田まで行って食べた方が早かった。でもだご汁はそこそこうまかった。
6月3,4日(土、日)
お店を昼に出発。大山道の駅で川虫取り。巨大オニチョロが取れる。これが今回の釣行のクライマックスを演出することになるとは、、、。ニジマスが連続で釣れている小さな橋のポイントの上流に、全く知らなかった滝があった。この周辺で竿を出すが釣れず。中学裏と第一ポイントに分かれて釣るが、駄目。三星で夕食。合宿所まで運転してもらえるので、焼酎も飲む。満足満足。あ、しかしその前にラムネ温泉に行ったのだった。建て替えたあとは500円取るので期待していたのに、最低。二度と行かない。合宿所に着いたら、バタンキューで寝てしまった。午前2時半頃から、ちひろの携帯を切ったというRメッセージが頻繁に届いて参った。5時過ぎ出発。
岩の割れ目が駄目だった。90カーブ上のビニールハウスあたりも駄目。O利川合流地点から、下流に向けて釣る。結構歩きやすい。敬三叔父が尺物を逃がす。岩に座ったまま釣るのが悪い。しかも極端に小さな釣り針を使っていた模様。長すぎる7メートル竿。逃がしても無理はない。おまけにその様子をトランシーバーで実況中継しようとするなど、心がけが悪い。^^;) ただ、最初は25センチ級だったと思い、余裕があったそうだ。それが急に引きの強さが豹変して、足下の岩に潜ったり、向こう岸へ行ったり大暴れだったとのこと。こちらもリリースサイズを2匹、16センチを捕獲。
少し上流の今年から土砂が埋まって土手が広くなった場所で、川虫取り。たくさん取れた。その川虫で、数年前は必ず釣れていた流れ出し込み口で25センチをゲット!良かったぁ。これでやっと釣った気になった。 (^o^)v
このあとは第2ポイントで、前回からの2匹目のドジョウを狙ったが、釣れなかった。そして、いよいよ、幻の超大物に出会う、滝に向かうのであった。
前回は、竿が長すぎてせっかく釣り上げた26センチを途中で落としてしまったので、今回初めて2.7メートルの船竿(15号)を持って行った。そしておそらくこの7年間で初めてえさを付けてリールで釣った。ただし、おもりがあまりに大きすぎて(丸、中通しの12,3号かなぁ?)、一気に川底まで、ずどーん、と落ちる。まぁ、それは予想できたことなので、0.6号のハリスを5,60センチと長めに付けて、おもりから先は水中で浮遊するようにした。そして時々おもりをしゃくり上げて、おもりが沈むまでの間に、少しでもナチュラルドリフトの状態にならないか、と試みた。試みはしていたが、まぁ、こんな大味な仕掛けでは、食いついてこないだろうと思っていた。エサは、巨大オニチョロにしてはいたが、、、、。
そしたらいきなり、来たのよ。猛烈な引きが!! もしリールじゃなかったら一気に持って行かれて、「はいそれまでよ」となっていた引きだった。ちょっと冗談じゃない、と言いたいくらいの強烈な引きで、リールをフリーにしてかなり糸を出したり、出し過ぎてはいけないと巻き戻したり、それはそれは、鹿児島の小湊で、20分格闘した末に、もう少しのところで糸を切られてバラした体験がよみがえる強い引きだった。しかし、ここは川だぞ!ちょっとやりとりが落ち着いたところで、50メートル向こうにいる敬三叔父にトランシーバーで応援を頼もうとする。しかし、強烈に暴れ続けて、トランシーバーを触っている余裕はなかった。それで聞こえないかもしれないが、大声で「タモー!」と叫んだ。幸い聞こえて、こちらを振り向き、竿のしなり具合を見てか、すぐにこちらに向かい始めてくれた。たすかった。これで釣り上げられる。本当にリールで良かった、と内心安心した。ところが、魚はまだ力を残していて、敬三叔父が(まだタモを取りに行く前だったが)近くまで来たときに、右横にものすごい力で引っ張り始め、右隣の流れ込みの下あたりに突き進んで行った。そして「プチッッッ」 なんたることだ、道糸3号にハリス0.6号で、切られたぞ!ああ、針の結び目付近で糸が切れている。ああ、やられたぁ、うーん、くやっっしいいいい。姿も見られなかった!
7月9,10日(日、月)
うーん、素晴らしい!こういう日もあるんだ。41cmですよ、41cmのアマゴを釣り上げました! \(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/
月曜日に年休を取るため、授業措置など下準備はバッチリ。8日(土)はJALTにも参加した。9日朝は早く目が覚めて、6時半頃家を出たかも。研究室に寄って氷を取って、高専を出たのが7時12分だったかな?気が張り詰めて、眠たい状態で運転した気がする。途中、居眠りして0.数秒後にハッとしたかな?いや、それは翌日?いずれにしても気をつけないと最近ときどきあるね。梅雨でずっと雨が降っていたので、大山道の駅でも水量が多く、川虫がほとんど取れなかった。
エサがないまま北田尻へ。初めて川虫取りに挑戦した、ニジマスがいるポイントのやや上流で、川虫を探すがいない。気になるポイントがあったので、なけなしの川虫を使って投竿するが、アブラメばかり。鳶の巣橋のニジマスポイントに仕掛を出そうとするが、葦も多く、蜘蛛の巣もあり、要領を得ない。赤シャツ野郎が傍若無人に近くで仕掛を出している。場所移動。それから確か、久住交差点でミミズを買おうとするが、2時半しか店が開かないと言われる。それで大久保病院裏で川虫取りと魚釣り。やはり川虫はあまり取れない。少しクロカワ虫が捕れたかな?芹川もまだ水量が多く、荒れ気味の川模様。近藤商店に戻ってミミズ購入。
長湯に向かった。たまりに行く前に河内川にトライ。そこで桃太郎寿司の奥さんと久しぶりに会った。何という偶然。車の中からこちらを伺っていたので、何かと振り向いたら奥さんだった。「うわー、似てるなぁ、と思ったけど、、、。また来てください。」「はい」というやりとり。それで、この川では1匹釣り上げたのだが、なんと田んぼの中に落としてしまい、泳いで逃げてしまった。20cmくらいだったが、せっかくおいしいセゴシが食べられたのに、逃がしてしまった。残念。この後、たまりで竿を出す。
たまりは予想通り増水していたが、荒れていなかった。水の色も良い感じだった。落ちこみ口には竹など数本が浮かんでいたが、川の向こう側だったので、手前のポイントに投竿するには差し支えなかった。その場で0.6号の一本通しの仕掛を作った。道糸も先日購入したばかりの新品だ。おもりは流れが強く、水量もあるので3Bにした。タナを先に計ろうかと思ったが、とりあえず1ヒロ半くらいで、後で調整するつもりだった。先買ったばかりのミミズを付けて仕掛を流す。といきなり妙な動きをして、アタリ!十分な手応え!お、、すぐに魚影が水面に、、うん?鯉でしか見たことのないサイズだったので鯉か?と一瞬思ったが、いやいや銀色の魚だ!わぁ、超大物かも?と思ったが、「待て待て、ニジマスかもしれない」と思い直した。しかし、その割りには紫っぽい色もしていない。とにかく、ゲットしなくては!さて、ファイトを覚悟して身構えながら竿を操作したが、なんとも意外にあっけなく引き寄せられる。うん???本当かよ?タモに早く手をかけすぎて、何度か大物に逃げられているし、ここの尺物は一旦水面に顔を見せてから暴れ始めるのが、よくあるパターンだ。し、しかしそれにしても、素直に手前側に寄ってくる、、、。竿が寝ないようにそっとタモに手をかける。この瞬間、一気に走り出して、暴れるのではないか、、、と思ったがその様子がない、、、、。タモを水面に落としたぞ、、、おお!!でかいなぁ。しかし本当にこのまま素直にタモに収まる???あれ、すくえてしまった。おお、重い!!この太いタモの柄がしなる、、、、。そして陸地へ。あれー、釣っちゃったよ。本当に、ヤマメだ!よし、生かさないと、と慌てて鮎カンに入れる水を水くみバケツで3,4度、くみ上げた。そしてタモの中のヤマメに触るが、おお、でかい。でも血が流れている。どこか急所まで飲み込んだか、、。ここでようやく大きさを測る。ちょうど41cm。魚にあわせて巻き尺を当てると43センチ近くある。でもまた後で縮んだり、写真でうまく取れなかったら嫌だから、41cm。確実に40cm越えだぁ。やったぁぁぁ!鮎カンに入れたときも、水が血で濁った。でもまぁ、大きい魚だからしばらくは生きるだろう。それより次々、2匹目2匹目。結局2匹目は釣れず、カワムツの大物、赤ハエの大物など外道が数匹。気がつくと、鮎カンの中でヤマメが死にそうになっている。しかしよく見るとエラが動いていたので、まだ大丈夫と思っていた。しかし次に見るとそれも止まっていて、水の中で硬直が始まっていた!まずい!このまま硬直したら、せっかくの41cmを証明できなくなるかも?36センチの時のように変色するのも嫌だし、、。ここから急にあわて始めた。慌てて車に戻り、慌てて写真撮影。山女魚ではなくアマゴだとはっきり認識したのはこのときだったかも。まだ釣る時間はあるから、仕掛は現場と車近くに置きっぱなし。慌てて車をバックさせて後ろ左下をガードレールにぶつけてしまった。(T_T)
三星に持っていくが、準備中で鍵が閉まっている。中に子供がいたので「お父さんと、お母さんは?」と聞いたら、「まだ来ていない」。このとき5時50分。開店時間の6時まで待ったが戻ってこない。魚の変形が心配でたまらず、ますみ(元桃太郎寿司)に行くことにした。やはり今日は桃太郎寿司と縁がある。奥さんは幸運の女神か?無事預かってもらうことが出来た。ぬれタオルにくるんだままが良いと思ったのだが、マスターが店に飾ってある53cmヤマメの時もビニールに入れて凍らせた、というので、それに従う。(だけどやはりビニールやラップでくるんではいけないと後で分かった。)
冷凍庫を使わせてもらう気持ちもあったので、「今日の夜はここに来て食べるかもしれない」というと、「夜(遅く)はやっていない」と言われた。
とにかくこれで大物魚は一安心して保存。すぐに「たまり」に戻った。先釣れたときからしばらく時間がたったので、2匹目を期待したが、来なかった。納竿。確かそれから御前湯に入って、その後、三星に行ったと思う。まだ宿を確保していなかったのだが、マスターとママと常連らしいお客さんが、店の外で涼みながら飲んでおり、そのままそのテーブルに座って、生ビールを飲み始めた。デジカメで撮った写真をノートパソコンにコピーして、見せた。本当は、この店で預かってもらうはずだったが、いなかった、などと話した。マスターに「40.5cm」と言われてちょっと悔しかった。まぁ、写真だとそう見られても仕方ないが。釣った場所は、最初はっきり教えなかったが、話が進むうち、マスターがたまりの場所を知っていて、あそこか?というので頷いた。他にもダムに通じる水路のような場所があって、知っている人は大物を釣り上げるそうだ。金網をくぐって行く、とか言っていたなぁ。とにかく、2杯目のビールも飲んで、焼酎まで飲んで、こりゃー、参った。まだ泊まる場所を決めてもないし、確保もしていない。頼みの直入荘は、日曜夜にもかかわらず満員だったのだ。これまでなら「まつば」だが、だんだん時間も遅くなってきたし、なにせ、完全に飲んでしまっている。そこで「紅葉館」に初宿泊することにした。電話番号を教えてもらって、素泊まりOK。しかも、部屋を決めさえすれば、何時に行ってもOKだという。これは釣行用の宿にはもってこいだ。早速先にチェックインする。部屋もOK。しかも炭酸泉に24時間入れるようだ。これなら素泊まり5,000円でも良いかも。(直入荘が一番コストパフォーマンスがいいが、自由に出入りできないし、まつばも早朝は問題ないが、夜はあまり遅くなったら悪い気がするし)。再び三星に戻って、飲み続ける。一緒に話をした常連さんは、大分が実家だが、土木工事で直入に1年ほど滞在しているという。スタミナカレーを食べたあと、焼酎を一杯飲んで、ちょっとつまみが出てきて、ちょうど満腹。10時過ぎに紅葉館へ。
部屋では布団を敷いてくれていて、テレビを付けると鮫に襲われる洋画をやっていて、それを見ながら11時過ぎに就寝。爆睡。と思いきや午前に2時過ぎに目が覚めてしまい、どうしても再度眠れない。「ますみ」に預けた41cmアマゴのことや、釣ったときの様子など、とにかく興奮しているようだ。風呂に入ってみる。期待通りの、好きな炭酸泉だ。満足。その後は、体が温まってまた眠れない。もう、寝ようとすることを諦めた。とにかく大物が釣れて興奮しているのだ。釣りに行く前に眠れないことは、解禁日の前夜などにあるが、釣れたあとに興奮するなんて初めてだ。午後4時過ぎに布団を出る。本当にこの宿は何時でも出入り自由だ。いいなぁ。屋台村に車を取りに向かう。小雨が降っている。最初にウエーダーに着替える。
今朝もたまりに行く選択肢はあったし、本来そうして2匹目を狙うべきなのだろうと思った。実際、数年前、美里子母を連れてきたときも、34センチが釣れた翌朝に更に大物が来て糸を切られて逃げられたこともあるし。しかし、41cmという超大物に心は満足しきっており、これ以上大物をねらい続けるのは、想像するだけで私の小市民的胸の中には収まりきれなかった。それに、午前5時前というのはたまりで釣ったことのない時間でもある。ここでこの状態で8時くらいまで粘るのは時間の無駄に思えた。更に、出来たら25cmクラスのを釣って、刺身で食べたかった。それで産山方面に向かった。
ところが、岩の割れ目に来て釣り始めると、雨が本格的に降ってきた。第1投や2投では釣れず、車に引き返した。確かそこでしばし、寝た。目が覚めても雨脚は弱まらなかった。「これならたまりに戻ってもいいか?直入の方はここほど降っていないかも」などと考えたが、そうはしなかった。川の流れが、思ったほど収まっておらず、今日も荒れ模様。それで普段水が不足気味のポイントを考えたら、第1ポイントの臨時の滝を思いついた。そこへ直行。意外にも、そこはこれまで見たことがない増水状態。一面海の様相。それで、手前の淀みに見える場所にエサを放り込んだら、アタリがあった。もう一度投げると、ヒット!23センチが釣れた。こういう釣果は嬉しいですな。読み勝ち、ということです。しかしそれ以外は駄目。流れが激しすぎる。(これ以外詳しく覚えていないが)、長湯の「ますみ」に、41cmアマゴを取りに戻る。(たしか、昼にならないと開店しないので、そのために時間を潰した気がする。確か、本郷さんの家の、田んぼを横切ったポイントが水が少ないはずと思って、そこで竿を出した。しかし釣れなかった。少し上流に向けて歩いて川辺に降りて仕掛を流したが、釣れなかった。その後は「ますみ」に直行だったかな?それで受け取ったが、帰りの道中で溶けてしまうことが非常に心配になった。クーラーには斜めにしても収まらないし、無理して入れたらヒレが折れてしまう。車を止めて考えた挙げ句、もう一度三星に寄ることにした。もしかするとマスターがいて、23センチ(さばいてはいたが)を刺身にしてくれるかもしれないし、何より、段ボールかトロ箱を調達できるかもしれない。トイレから見下ろすと、準備中の看板と車が止まっていたので、誰かはいると確信。店に行く。ママがいた。ちょうど良いタイミングでトロ箱があった。もらい物の鰹を入れていたらしい。氷も隣の店に頼んでもらった。さらに向かいの店のご主人にも声をかけて、41cmアマゴを見てもらった。こういうことで、釣った喜びを共有してもらい、ますます嬉しくなるんだなぁ。有り難い。更に、11時前だったので、まだ営業時間ではなかったが、何か食べさせてもらえないか尋ねたら、食べさせてくれた。ただ、よく考えたら、今日は月曜日で、店休日(ちなみにこの言葉は、標準語としては存在しないようです)だった。そうか、営業時間でない、以前の問題として、営業日では無かったのだ。でも、ママはささっとあるもので準備してくれた。寄ろうと思っていた「こがね弁当」が休みで、食べられなかったので、助かった。しかも、お代は取られなかった。おー、感激。感謝!次回はお土産を持ってこよう。こういう付き合いは大切ですねぇ。41cmアマゴも変色することなく、無事自宅に持ち帰り、店でも敬三叔父と英昭父にも見せることができた。千恵子には見せられなかったが、午後9時前に日明のクロネコヤマトに持ち込んで、クール宅急便で名古屋のゆあさという業者に送った。剥製で戻ってくるのが楽しみです。